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アメリカの探偵は実写版コナン君?アメリカと日本における「探偵」の違い

今年も残すところあと1ヵ月ちょっと。毎年恒例の「流行語大賞」の時期がやってまいりました。
2016年にノミネートされている言葉に「人工知能(AI)」があります。「人口知能」とは、人間が知能を使ってすることを学習し模倣するソフトウェアやシステムのこと。簡単にいえば、人間ができることを代わりに行なうコンピューターといったところでしょうか?

人工知能の論文話題になったのが、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の「雇用の未来」という論文です。
この論文は、コンピューターによる自動化がもたらす、アメリカでの今後10~20年後の労働状況を分析したものです。およそ50%近くの職種が、コンピューターに代替され得るとオズボーン准教授は結論付けています。「仕事が人工知能に奪われる!」と皆ビクビクしているのです。

そんな中、論文に発表された「なくならない(コンピューターに代替されにくい)職種」の中に、「探偵」があったことに筆者は注目しました。アメリカにおける「探偵」という職種は、高い位置づけにあるのです。

そこで今回は、アメリカにおける探偵とはどのようなものなのかを紹介します。

アメリカの探偵は実写版コナン君?

アメリカの探偵は実写版コナン君アメリカでは、探偵は「PI(Private Investigator)」または「Private detective」と言われ、日本語にすれば「私立探偵」といった感じです。
州によって異なりますが、探偵業を行なうにはライセンスが必要となり、ライセンス取得試験を受けるにはそれなりの実務経験が必要で、筆記試験と面談を経てライセンスを取得することになります。
合格するのはなかなか難しいようです。警察等の関係者が退職して探偵になる者も多く、敷居は高いです。

その代わりに、持てる権限も大きく、拳銃を携帯することが可能となり、ソーシャルセキュリティナンバー(アメリカの社会保障番号)」のデータ照会や離婚歴・犯罪歴なども照会することができるのです。
専門分野も、犯罪捜査専門の探偵や、人探し専門の探偵のように分けられます。犯罪捜査専門の探偵は、私立刑事に近いものです。未来のエジソンが変声機を発明すれば、実写版コナン君の誕生も夢ではありません。
それもそのはず、アメリカでは日本と違い、探偵は刑事事件を扱うこともでき、逮捕権を持っています(犯罪捜査専門の探偵の場合)。もうサッカーボールはいりません。
それに対し、日本の探偵は幅広い分野(浮気調査・素行調査・家出調査・ストーカー調査等)を取扱い、専門分野に分けられることは、ほとんどありません。

このように、アメリカにおける「探偵」は日本のそれとはかなり異なるのです。

 

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