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絶対にばれない?暗号に学ぶ自分流パスワードの作り方

「暗号」と聞いたら、戦時の軍隊が使っていたもの、あるいはミステリーに出てくるものといったイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シャーロック・ホームズの「踊る人形」、へんてこな文章が書かれた地図の謎を解き、未知なる秘宝を探すといったロマン溢れるものだったりと。
しかし現代においての暗号は、私たちの身近なものへとなっています。
暗号がどこで使われているのかといいますと、それはインターネットです。インターネットは世界中のありとあらゆる人々を繋げています。その為、インターネット経由でのやり取りは、いつ誰に盗み見されてしまうかもわかりません。
そこで役立つのが暗号です。多くの優良なサイトでは、インターネットショッピングなど、個人情報やクレジットカード情報の入力を必要とするときは、送信する情報が暗号化されるようになっています。
かつての暗号と違い、自分で暗号化したり解読したりすることがないのであまり意識することはありませんが、現代の方が暗号の使用頻度は格段に増えているのです。

パスワードを自分で暗号化してみよう!

以前、「最悪なパスワードランキング2015」を紹介しましたが、現在は日常生活においてパスワードを設定しなくてはならないことが多々あります。
簡単で推測されやすいパスワードにしてしまう人が多いのが現状ですが、いくつもパスワードを設定して覚えておくというのは確かに難しいことです。

そこでご提案するのが、パスワードを自分の決めたルールで暗号化するという方法です。
誕生日や好きなことをそのままパスワードにしてしまうと、推測されやすくなります。ですので、誕生日でも好きなことでも良いのですが、それを自分で暗号化してみるのです。これなら簡単には推測されず、自分でも忘れにくくなるのではないでしょうか。
ここでかつての暗号が参考になります。
もともと暗号とは、誰かに見られてしまうことを前提に作られます。暗号化されたもの自体は見られてしまうので、そこから解読されてしまう余地があります。しかし、パスワードは通常見られるということはありません。自分がどのような方法で暗号化したかも、パターンが推測されることがないのです。
いくつか暗号を紹介しますので、参考にしてみてください。

意味のあるアルファベット、数字

暗号化(自分で決めた一定のルール)

意味を持たないパスワードに変身

アトバシュ暗号

アトバシュ暗号
旧約聖書の中で使われた暗号。
アルファベットが逆並びになった文字に置き換えます。下記を例にすると、上が本来の文字、下が置き換えた文字となります。
* OHARA を置き換えると LSZIZ となります。

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
Z Y X W V U T S R Q P O N M L K J I H G F E D C B A

シーザー暗号

シーザー暗号
古代ローマの軍事的指導者ガイウス・ユリウス・カエサル(英語読みでシーザー)が使用したとされる暗号。
アルファベットの並びをいくつかズラしたものに置き換えます。下では3つ後ろにズラしてあります。
* OHARA を置き換えると LEXOX となります。

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
X Y Z A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W

ポリュビオス暗号

ポリュビオス暗号
古代ギリシアの歴史家ポリュビオスによって発明されたもの。
5×5のマスにアルファベットを並べ、縦軸横軸の数字に置き換える。アルファベットは26字と半端なので、IとJはが同じマスに入れられています。
* OHARAを置き換えると34 23 11 42 11となります。

  1 2 3 4 5
1 A B C D E
2 F G H I,J K
3 L M N O P
4 Q R S T U
5  V W X Y Z

アナグラム

アナグラム
上記の3つは、ある文字を他の文字や記号に置き換える「換字暗号」です。
その他にも、ある文字の順番を入れ替える「転置暗号」があります。
* 例:OHARA → AROHA


古代エジプトから始まる、暗号の歴史

暗号の歴史は非常に深く、最古の暗号は古代エジプトの象形文字であるヒエログリフで標準とは違う形体で用いられたものが見つかっています。
初期の頃の暗号は、本来の文の文字を一定の法則により他の文字や記号に置き換える「換字暗号(かえじあんごう)」という種類に分類されるものが主流でした。中には、古代ギリシャの都市国家スパルタで使われていたスキュタレ―暗号(木の棒に文字の書かれた革紐を巻く暗号・・・革紐には無関係な文字も書かれており、文字が書かれたときと同じ太さの棒に巻いたときだけ元の意味が読み取れる)のように簡単な道具を利用したものもありました。

9世紀頃になると、換字暗号は頻度分析という手法により看破されるようになっていきました。文字には母音のように他の文字よりも使用頻度が多い文字があります。こうした文字の使用頻度を分析すると、元の文を他の文字や記号に変えただけの換字暗号では、比較的容易に解読されるようになってしまったのです。
その後も暗号化と解読の攻防は続きました。無線通信が発明されると、誰もが通信を傍受できる為、暗号の必要性は格段に上がりました。すると、ドイツにより機械を使用した暗号装置が発明されます。機械を使用することにより、文字の複雑な置き換えが可能となりましたがこれも解読されるようになっていきます。

コンピューターが誕生すると、暗号化技術は飛躍的に向上しました。コンピューターの計算処理の早さは人間のそれを遥かに凌ぐため、コンピューターを用いて暗号化されたものは、自力で解読することはほぼ不可能になりました。
そしてインターネットが普及した現在、私たちの身近なところで、複雑な暗号化がコンピューターにより自動的に行われているのです。

過去の暗号をそのまま使うのも良いですが、自分で考えてつくることで、より推測されにくく忘れにくいパスワードができることが期待できます。オリジナルの暗号パスワードをつくってみてはいかがでしょうか。

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