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芸能人のiCloudに不正アクセスで逮捕者、パスワード解析はパズル感覚

ここ最近、他人のアカウントに不正アクセスする事件が度々起こっています。

先日(2016/11/30)も日本経済新聞社の29歳社員が、モデルでタレントの押切 もえさんの電話番号や、アイドルグループNMB48元メンバーの渡辺 美優紀さんのメールアドレスを何らかの方法で入手した上で、おととしから今年にかけて携帯電話のメールサービスや、ネット上に写真などを保存するサービス「iCloud」に不正にアクセスしたなどの疑いで逮捕されました。
今年5月にも長崎県の当時29歳の会社員が、女優の長澤 まさみさんや北川 景子さんなどのiCloudやフェイスブックに不正にアクセスしたとして逮捕されていますが、いずれもその手口は、パズル感覚で誕生日や名前などからパスワードを推理し、手作業で地道に当たるまで繰り返すというものでした。

減らない不正アクセスの影 ー ヒントを与えているのはあなた自身かも?

このとおり、不正アクセスをする者がパスワードを突破する際の方法は、何も特別なものではなく、誕生日などの情報からパスワードを推測するというごく単純なものがほとんどです。
しかし、そのヒントをむざむざと犯人に与えてしまっているのはあなた自身かもしれません。
基本的に犯人は、誰でも見ることができるブログといったところから誕生日の情報を集めています。芸能人なんかの誕生日は大抵すぐにわかるので苦労はいりません。一般の人でも、最近はSNSで誕生日を公開していたり、その日にSNS上でお祝いコメントのやり取りをする人が少なくない為、簡単に知ることができてしまいます。
メールアドレスの一部をSNSのIDに利用している方も多く、そこからメールアドレスを推測したり、SNSに公開している情報から趣味や好きなことを調べて、パスワードを推測されてしまう場合もあるので注意が必要です。

個人的なことはパスワードにしない!

被害に遭わない為に大切なことは、誕生日や好きなことなど、あなた個人を表すようなことはパスワードに使わないことです。
そのパスワードを見ても、それがあなたのパスワードであると推測できないようなものにしましょう。
どうしても、自分の誕生日や好きな人の誕生日、好きなものに関連する文字や数字を使いたいという方は、それを暗号化してください。これで推測される可能性もぐっと下がりますし、自分で決めたルールの暗号化であれば忘れにくいものと思われます。

参考:【絶対にばれない?暗号に学ぶ自分流パスワードの作り方】


誕生日をパスワードに使うのは避けてください!メールアドレスの一部をIDを使うことも避けてください!
ネットストーカーという言葉が流行り始めたこのご時勢、誰でも簡単に被害者になってしまいます。失われた代償は大きく、写真などのデータ・情報が流出した場合には取り返しがつきません。SNSを利用される際は、自分のことが誰にどこまで知られても良いのかをよく考えるようにしましょう。また、写真を投稿する際には自分が見せたいものの他に、見られてはマズいものが写っていないかよく確認することもお忘れなく。

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