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法律のプロフェッショナル、弁護士とは?

民事事件と刑事事件の裁判の代理人の仕事のみならず、司法書士、行政書士の仕事も含む法律業務の全てを取り扱うことができるのが法曹(法律を専門職として実務に携わる者で、弁護士・裁判官・検察官の総称)である弁護士です。
弁護士は法律の専門家として、基本的人権を守り、社会正義の実現を目指すことを職務とします。
私たちのほとんどは人間の社会の中で暮らしています。

その社会の中では、多くの人々と関わり合い生活をすることになります。その生活を円滑なものにするため私たちには共通のルールが決められています。それが法律です。もし私たちの暮らしの中で揉め事やトラブルが起きたときは、この法律に基づいて解決が図られます。
しかし、人口の増加や技術の進歩により膨大に膨れ上がった現代の社会では、それに従い法律も膨大な数となり複雑なものとなっています。これでは私たちが全ての法律を理解することは非常に難しく、裁判では当事者に時間的にも精神的にも大きな負担がかかります。裁判の内容によっては法廷に何度も出廷しなくてはなりませんが、仕事などの日常生活もあります。そこで法律の専門家である弁護士の出番となるのです。

弁護士がいれば、行政書士も司法書士も必要ない?

こうして見ると、司法試験にも合格していて法律業務も全て取り扱える弁護士に頼むのが一番のようにも思えます。では、費用面ではどうでしょう。弁護士は高いというイメージがありますよね。確かに弁護士に依頼をするとそれなりの費用がかかります。しかし、行政書士や司法書士と比べて一概に高いとは言えません。それは、仕事の内容が違うからです。
行政書士の行う書類作成の費用と、弁護士が行う裁判の代理費用を比べたら当然弁護士費用のほうが高くなります。そこでちょっとした誤解が生まれているのではないでしょうか。

弁護士の仕事

すると、行政書士と司法書士はどうして必要なのでしょうか。
権限としては弁護士は法律業務を全て取り扱うことができますが、この法律業務の範囲はあまりに広くて弁護士だけでは手に負えるものではありません。そこで行政書士と司法書士の出番となります。

行政書士は書類作成のスペシャリストです。
官公署への届出などの依頼であれば、行政書士ならスムーズに仕事を進められるでしょう。
司法書士は登記のエキスパートです。
登記などの法務局に対する手続については弁護士よりも深い知識を持っています。登記申請は弁護士が司法書士に依頼をすることもあり、法務局関係の手続きであれば司法書士に頼むのがベストでしょう。
そして法のプロフェッショナルである弁護士は、裁判などの紛争の代理までもすることができます。
これらの特性や得意とする分野を理解した上で、依頼をすると良いでしょう。

探偵はゼネラリスト?~探偵と弁護士~

一般的に、狭く深い知識よりも広く浅い知識を持つべきとされるのが「探偵」です。
あらゆる状況・場面で調査を行う探偵にとって広い知識は欠かせないのです。そんな探偵ですが、弁護士との関わりが深い一面もあります。弁護士は法律相談から訴訟の代理など法律業務全般を扱うことができますが、どんなに優秀な弁護士にも、訴訟においては相手方に勝つための証拠という武器が必要となります。
「旦那が浮気をしている」という確信があったとしても、もしその証拠がなかったら、相手が素直に事実を認めてくれなかったら、弁護士は証拠がないことで不利になり、訴訟は大変苦労することになります。

そこで活躍するのが、実地での調査、証拠収集に精通した探偵です。
尾行・張込み・聞込みにより、訴訟に勝つためのありとあらゆる武器(証拠)を集めることができます。
探偵社にくる依頼の中には、最終的に法的手段が必要なものが少なくありません。ですので、探偵と弁護士との連携も重要になってくるのです。


法的トラブルに遭い、どうしたら良いかわからないとき

法的トラブルにあったけど、弁護士に頼まなくても解決できるかな?
この裁判は認定司法書士でも扱ってくれるかな?
どこの弁護士事務所に頼めばいいかわからない?

このように法的なトラブルに遭ってしまい、どうしたら良いかわからないとき。そんなときは法務省所管の公的な機関である「法テラス(日本司法支援センター)」を利用しましょう。ここでは法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を無料で行っています。また、経済的に余裕がない方へは無料の法律相談や弁護士・司法書士費用などの立替えも行っています。
慌てて依頼をしてしまう前に、一度こうした機関に相談してみるのも良いかもしれません。

法テラス
サポートダイヤル:0570-078374(平日9:00~21:00 土曜9:00~17:00)

ホームページ
https://www.houterasu.or.jp/index.html

弁護士のバッジ

弁護士のバッジ直径18mm、厚さ5mm。
材質は純銀製で表面が金張仕上げ。
金色のひまわりの花びらの中央に銀色の秤が彫り込まれています。
太陽に向かって咲くひまわりは自由と正義を、そして秤は公正と平等を表しています。
弁護士が「自由」「正義」「公正」「平等」を追い求めることを象徴しています。

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