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全米が泣いた。不倫SNS「アシュレイ・マディソン」の顧客情報が流出!

アシュレイ・マディソン

Q,あなたは「アシュレイ・マディソン」をご存知でしょうか?

A,不倫専門の出会い系サイトで、不倫相手を募集するSNSです。

日本でも人気のあるFacebookやmixもSNSではありますが、こちらは「不倫専門」でキャッチコピーは「人生一度。不倫をしましょう」です。2000年頃からカナダでサービスが開始され、サイト名の由来は女性名である「アシュレイ」と「マディソン」だそうです。

世界中でサービスを提供し、世界最大級の不倫専門SNSとして発展してきました。
全世界に何千万人ものユーザーがいて、日本にも支社があり2013年からサービスを開始して多くの利用者(登録会員数はなんと180万人を突破!)がいますが、その内90~95%は男性会員と言われています。

その「アシュレイ・マディソン」が、ハッカーにハッキングされました。

世界48ヵ国で約3,800万人が利用する個人情報が盗まれたのです。

犯人は「インパクトチーム」(The Impact Team)というハッカー集団です。同サイトの運営会社「Avid Life Media」に対してサイトの閉鎖を要求し、それが叶わなければハッキングした顧客情報をネット上に公開すると脅していました。

(↓ハッカー集団による脅迫文)
ハッカー集団による脅迫文

そして2015年8月18日(現地時間)、闇に包まれたインターネットの世界「ダークウェブ」というサーバーに、ハッキングした顧客情報(名前・住所・電話番号・メールアドレス)やクレジットカード情報が公開されてしまいました。ダークウェブとは、違法ドラッグや武器などのブラックマーケットから、違法ポルノ、さまざまなことが書き込まれる掲示板、完全匿名制のメールサービスなど大変危険でブラック世界が広がっているサイトです。
これらは通常の検索エンジンではヒットせず、特殊なソフトを使うことが条件ですので一般的に検索して見れるものではありません。
見ない方が身の為です。

なぜハッキングしたの?

同サイトを退会したのに登録した情報が削除されなかったことが問題視されたようです。
プロフィールとその他アカウントの関連情報を完全削除できるサービス(有料)がありますが、ハッカー集団は、プロフィール情報の削除後もクレジットカード情報(名義や住所など)はオンラインに残ってしまうと主張しましたが、サービスの提供会社は「そんなことはない」と反論。

ハッカー集団はさらに声明を残しています。
実際の利用者は90~95%が男性と主張。サイト上で紹介されている女性の登録情報は偽物だとしたうえで「運営会社も利用者もインチキだ。サイトはウソの女性情報ばかりで、男性は誰も(不倫相手を)見つけられなかっただろう」と。
実際に不倫をしているかどうかは別として利用者には何の落ち度もないですが、不倫の代償は大きなものとなってしまいました。

ちなみに日本では、Google、Yahoo!、Microsoftなどは「アシュレイ・マディソン」の広告を検索結果に載せることを拒否したようです。

【参考記事】

不倫SNS「Ashley Madison」がGoogle、Yahoo!などから広告を拒否される ― Gigazine
https://gigazine.net/news/20140428-ashley-madison-google/

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