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探偵は大丈夫?つきまとい行為の規制強化

【つきまとい行為】などの規制を強化する都迷惑防止条例の改正案が可決されて、2018年7月をめどに施行される見通しとなります。
改正案は、現行の待ち伏せや連続電話、ファクス送信などの「つきまとい行為」「監視していると告げる」「名誉を害する事項を告げる」「SNSや電子メールなどへの連続した送信」を追加するものです。
罰則も強化されて「6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に引き上げられます。

今回の改正案には、ストーカー規制法を補う意味があります。
2016年に改正されたストーカー規制法では、それまでの「つきまとい行為」に加えて、自宅周辺などでの「うろつき行為」も規制されました。しかし規制対象は「恋愛感情や好意またはそれが満たされなかった怨恨」を理由にした行為とされます。
現行の都条例は、恋愛感情以外の「ねたみ」「恨みその他の悪意の感情」を理由にした「つきまとい行為」を規制しており、今回の改正で「うろつき行為」を加えました。
「国会議事堂の前や路上で政治家の批判をした市民や労働組合、報道機関などの取材活動の規制やジャーナリストが取り締まりの対象になる可能性がある」と批判した声も聞かれたが、警視庁は「デモや抗議活動は正当な政治活動であり、規制対象にはならない」との見解を示しています。

まだまだ被害の減らないストーカー問題

熊本県荒尾市では、男性職員が市の住民情報システムを不正に利用していたことが発覚して、懲戒免職の処分を受けました。
この男性は3年前から同僚の女性職員の個人情報を不正入手して、ストーカー行為に及んでいたようです。具体的には、外出先でつきまとう、女性職員の髪を触る、乗用車にGPSの機器を取り付けるといった行為をはたらいたようです。市によると、男性職員は個人情報の不正入手やストーカー行為を認めて「同僚の女性職員に好意があった」と話しています。
市に仕える公務員が、個人情報を不正に利用しさらにはストーカー行為をするという許せない事件です。民間企業、市役所などいかなる所でも個人情報は厳重に取り扱わなければなりません。ましてや、個人情報を悪用するなど言語道断です。市民はどのようにして身を守っていけばよいのでしょうか。

個人情報を自ら出さない!

Facebook、ツイッター等のSNSやブログなどをやっている方々は注意が必要です。
自らの日常を綴るのは良いのですが、個人情報は絶対に出さないようにしなければなりません。例えば、自分の住所近辺の画像をアップロードしないようにする、信用している友達以外には情報を公開する設定にしないといった対策があります。
郵便封筒や書類などに住所や名前が載っているにもかかわらず、そのまま捨ててしまうというのは止めましょう。シュレッダーで細かくする、黒ペンで塗りつぶす、手で細かく千切るなどしてゴミに出しましょう。ストーカーはあなたが出したゴミを漁り、個人情報を盗もうとするかもしれないのです!

つきまといに注意!

ストーカー行為の典型といえば、相手を尾行し付いていく「つきまとい」です。
今回の事件を見ると、いかに個人情報の漏洩に注意しても、犯罪者の手に情報が渡ってしまう危険性があることがわかります。そうすると、相手はこちら側の行動を更に把握しようと「つきまとい」をしてくるかもしれません。面識のある人または見知らぬ人がつきまとってくることを想像すると、怖くてたまりません。ストーカーによる「つきまとい」をいち早く発見して、ストーカーを撃退しましょう!
その対策とは・・・?

同じ道を2,3回ほど周回する

広い1本道で、人通りの多い所ではストーカーを発見するのは困難です。
人通りの少ない小道に入り、その道を2,3回ほど周回してみてください。時には立ち止まってみて、後ろに誰か付いてきていないか確認してみてください。

電車内では周囲を警戒する

電車内などの人混みでは、ストーカーが接近している可能性があります。
そんな時にスマートフォンや携帯電話を操作して、プライベートなやり取り(メールやラインなど)をしていると、ストーカーから覗かれてしまうかもしれません。電車内では周囲を警戒して、誰かに見られていないか常に視線を気にしましょう。

自宅を出る際に注意する

個人情報が犯罪者に渡っている場合、自らの住所は知られてしまっているかもしれません。
それを念頭に置き、自宅を出る際には怪しい人物はいないか、怪しい車が停まっていないか確認し、もし発見したらその人物の特徴や車のナンバーを覚えておきましょう。

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